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新宿本店 『逝かない身体』を読むためのイケてる10冊



川口有美子さん・選

それは、文字通り不眠不休の介護でした…。
ほとんど外出もできず、ALSの母のベッドサイドで鬱々と過ごした日々。
人生に絶望しかけていた私の魂を救ってくれた10冊の本をご紹介します。

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第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
逝かない身体−ALS的日常を生きる』(医学書院、税込2,100円)

開催店舗・お問い合わせ 開催期間
札幌本店  011-231-2131(10:00〜21:00) 5月1日〜5月末
仙台店 022-308-9211(10:00〜22:00)  
浦和パルコ店  048-871-2760(10:00〜22:00)  
流山おおたかの森店  04-7156-6111(10:00〜21:00)  
新宿本店  03-3354-0131(10:00〜21:00) 開催中〜6月末
新宿南店  03-5361-3301
(平日・日曜|10:00〜20:00、土曜|10:00〜20:30 )
4月26日〜5月23日
国分寺店  042-325-3991(10:00〜22:00)  
横浜店 045-450-5901(10:00〜20:00)  
ららぽーと横浜店 045-938-4481(10:00〜21:00)  
名古屋空港店  0568-39-3851(10:00〜21:00)  
泉北店  072-292-1631(10:00〜20:00)  
広島店  082-225-3232(10:00〜20:00)  
丸亀店  0877-58-2511(10:00〜21:00)  
佐賀店  0952-36-8171(10:00〜22:00)  

※開催期間は変更になる場合がございます。恐れ入りますが、詳しくは各店にお問合せ下さい。

『逝かない身体』を読むためのイケてる10冊 ブックリスト

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1.
リハビリの夜

リハビリの夜

熊谷晋一郎 / 医学書院
2009/12出版
ISBN : 9784260010047
255p 21cm
¥2,100(税込)
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患者さんの中にはポータブルトイレでの「排泄」を生きがいにしている人もいて、私たちは排泄介助を通して、ある種の達成感と幸せを分けてもらっていた。ところが、熊谷さんは「敗北の体験」(おもらし)から会得できる官能もあるという!?専門職によるリハビリ規範を180度ひっくり返す、くましん流リハビリ理論を展開。
2.
ALS不動の身体と息する機械

ALS不動の身体と息する機械

立岩真也 / 医学書院
2004/11出版
ISBN : 9784260333771
451p 21cm
¥2,940(税込)
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ALSとは不治の病い?それとも……。辞書のように分厚い本には、ぎりぎりの生を生きてきたALSの人々の記録と、「ただ生きろ」というメッセージがぎっしり詰まっている。立岩先生との出会いは2003年高円寺。私の人生のターニングポイントでした。
3.
生きがいについて

生きがいについて

神谷美恵子 / みすず書房
2004/10出版
ISBN : 9784622081814
353, 20cm
¥1,680(税込)
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神谷美恵子の名著。時代は変わっても本書の掲げるテーマは永遠のもの。美恵子はハンセン病の診療を通して人間の弱さと強さを知ったが、私たちは、他者の苦痛に寄り添うことで自らの思考も深めることができる。この本を手渡してくださった母の主治医は、介護に拘束されて絶望していた当時の私に、別の生き方ができる未来の可能性を示してくれた。本書だけを頼りに、なんとか生きられた時期があった。
4.
体の贈り物

体の贈り物

レベッカ・ブラウン / 新潮社
2004/10出版
ISBN : 9784102149317
228p 16cm
¥539(税込)
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ホスピスや死をモチーフにした多くの名著のような「過剰さ」がなく、余計な感情表現を一切排除した文体が、なぜか読む者の琴線に触れる。翻訳者の妙である。執筆にあたって目標にした一冊。同著者の『家庭の医学』もお勧め。
5.
家庭の医学

家庭の医学

レベッカ・ブラウン / 朝日新聞出版
2006/03出版
ISBN : 9784022643605
169p 15cm
¥525(税込)
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6.
粗食のすすめレシピ集

粗食のすすめレシピ集

幕内秀夫 / 東洋経済新報社
1999/06出版
ISBN : 9784492041208
119p 22cm
¥1,575(税込)
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香り発つような「粗食」のカラー写真に蘇る主婦感覚。ページを繰るたび現れるスローフーズの数々は、京都の高級料亭の料理に負けない風格さえある。良質の料理の本は、味を想像する喜びを与えてくれるのだった。胃ろうチューブから「食べていた」母にも、料理の本やテレビ番組を見ながら献立を考える楽しみがあった。口から食べられない病人にも食文化はある。
7.
レヴィナス

レヴィナス 何のために生きるのか

小泉義之 / 日本放送出版協会
2003/03出版
ISBN : 9784140093054
109p 19cm
¥1,050(税込)
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出会いは2003年。仕事帰りに立ち寄った練馬区の住宅街にある喫茶店の本棚から偶然手にとったこの本を、私はむせび泣きながら読んだのだ。「ただ生き延びるだけでも現に幸せに生きている」―すると、呼吸器を享受している母の「あなたたちとできるだけ長くいっしょにいたい」という声が聞こえてきた。
8.
写真ノ中ノ空

写真ノ中ノ空

谷川俊太郎 / ア−トン新社
2006/12出版
ISBN : 9784861930690
109p 19cm
¥1,680(税込)
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アラーキーこと荒木経惟によるモノクロ写真は不思議なことに、空の青さをよりいっそう鮮明に心に映し出す。写真の上にカラーペインティングされた合成写真は、実在しない空なのだけれど、ノスタルジー漂うどこかで見た空。病人は天井をただ見つめているようでも、天井を遥かに突き抜けて宇宙を想像しているのである。病人の想像力を侮ることなかれ。
9.
何も起こりはしなかった

何も起こりはしなかった 劇の言葉、政治の言葉

ハロルド・ピンタ− / 集英社
2007/03出版
ISBN : 9784087203844
221p 18cm
¥840(税込)
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ときにメディアは本当のことが書けない。今もっとも掲載すべきこと、大事なこと、現実に起こったことが書けないし、掲載できない。そして、それらは「何も起こりはしなかった」ことになっていく。言葉を操って闘うべき人たちが本来の力を失っていると著者は嘆く。「こんなことを書いたら批判されるかもしれない……」とためらって筆が止まってしまったときに、元気をもらった本。
10.
閉鎖病棟

閉鎖病棟

帚木蓬生 / 新潮社
1997/05出版
ISBN : 9784101288079
361p 16cm
¥579(税込)
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後半たたみかけるように事実が明らかにされていく構成がにくい。読者は、不安のうちに身の回りで事件が起こるという感覚を疑似体験することになり、作家の戦略どおり、精神障害に対するステレオタイプは消え失せていく。閉鎖しているのは病棟ではなく、障害者や病人に冷たい社会のほうなのかもしれない。
11.
夜のミッキ−・マウス

夜のミッキ−・マウス

谷川俊太郎 / 新潮社
2006/07出版
ISBN : 9784101266220
113p 15cm
¥340(税込)
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詩は、読み返した回数だけ観ることができる絵だ。まるで風景みたい。読みなれたページに発見があり、慰めてくれる。大人になって再会して、初めて見えてくる「詩」もある。その人の悲しみをどこまで知ることが出来るだろう。目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃げられないがそれが自分の悲しみではないという事実からもまた逃げることが出来ない心身の洞穴にひそむ決して馴らすことのできない野生の生きもの悲しみは涙以外の言葉を拒んでうずくまりこっちを窺っている(「五行」より)

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